2016年01月30日

心の距離をググッと縮めるには、正面から向き合って話すこと。あなたが思うほど、あなたの想いは相手に伝わっていない。

■意味づけと解釈はその人の価値観によって変わるもの。


伝えたつもり、言ったつもりでも、伝わっていないこと、理解してもらえていないことはよくあること。

小川健次Blog

くっそ丁寧に説明しようが、態度で示してみようが、まるでわかってもらえない。まるで意思が通じ合わない。そんなこともよくあること。

まあ言葉や態度なんてのは、それを受けとる側の価値観や、受け取る側の立場、状況環境によって意味そのもが大きく変わるもの。

自分がAだと伝えてても、受け手はBだと認識することなんてよくありますよ。にも関わらず、ちょっとした言葉や態度で伝えた気になってみたところで、実際には意図どおりのことは伝わっていないんです。

逆もまたしかり。その人ののちょっとした発話や行動を聞いたりみたりて、その人のことを理解したつもりになったところで、実は全然わかってない。お互い理解し合えているようで、現実にはそれほど理解し合えてない。

別にどうでもいい相手なら、気にすることもないでしょう。なんとなく適当に理解したつもりになり合いながら、当たり障りなく無難に付き合ってればいいんです。それで困ることなければそれでいい。

とはいえ、本当に大切な相手との関係は、そんな適当じゃ困る。家族だろうが仕事の付き合いだろうが、彼氏彼女だろうが友達だろうが、そんな中途半端な意思疎通じゃやがて破綻するだけのこと。

言ったつもり、伝えたつもりかどうかはどうでもいい。聞いたつもり、理解したつもりもどうでもいいんです。大事なことはそこじゃない。ホントに相手の心に届いているかどうか、相手の想いをちゃんと受け取っているかどうかでしょう。

軽く言葉にしてみただけで、勝手に相手が理解してくれてると判断する。それが本当に伝わっているかどうか確認しないまま、勝手に先走る。だから後で痛い思いをすることになる。

軽く耳にしただけで、勝手に相手の思いを判断する。それが本心かどうかを、ちゃんと確認もしないまま、勝手に妄想を膨らませ、勝手に疑心暗鬼になって、傷つけられたと泣き出す始末。

やがて相互不信が強まって、気付いたときには泥沼状態。なぜそうなかったのかよくわからないまま、気付いたときには引き返せないほどの険悪状態。そしてどちらからともなくさようなら。

そういう意味からも、日常的に自分の考えや想いは、素の状態でさらけ出しておくことでしょう。相手が大切な人であればなおさらのこと。まずは自分という人間の人となりは正しく伝える。

<参考過去記事>
傷つくことを恐れず、素の自分をさらけ出すから愛が近づく。傷つくことを恐れ、自分を守ってばかりだから愛が遠のく。

僕たちは自分が思っているほど、他人に理解してもらえていない。他人のことを理解していないんです。その前提を忘れてるから、中途半端な情報だけを基にした判断をしてしまう。

結局のところ、相手とちゃんと向き合ってないんです。勝手に想像の世界の中だけで相手を判断。相手のことを理解しようとしていないし、自分のことを理解してもらおうとすることをサボってるんです。


■向き合えば問題のほとんどは解決できる


だから向き合う。言うべきことは言い、伝えるべきは伝える。聞くべきは聞き、伝えてもらうべきことは伝えてもらう。言ってみればそれだけのこと。

単に言葉を投げつけるのではなく、目と身体を向き合わせて、相手が納得してくれるように、納得してもらえるように心を込めて言葉を尽くす。そして、日常の自分自身の行動でそれを証明することです。

単に聞き流すのではなく、目と身体を向き合わせて、自分が納得できるまで、納得できるように話してもらう。そしてその言葉の裏付けを、日常の行動で確認する。

別に全部が全部がそれじゃ日常生活に支障をきたしますがね、大事なこと、必ず伝えたいこと、必ず知りたいことは向き合うことを恐れないことです。そこ面倒くさがってるなら、そもそもその人は大切な人じゃないんです。

もちろん、向き合うということは、聞きづらいことも聞くということ。聞くことで関係悪化するかもしれない。聞くことでウザがられるかもしれない。でも、向き合わないでいることで発生するリスクを考えれば100倍マシ。

同じように、向き合うということは、言いづらいことも言うということ。言うことで関係悪化するするかもしれない。言えば嫌われるかもしれない。でも、中途半端な誤解をされるリスクを考えれば、ちゃんと伝えるほうが100倍マシ。

まあ大人の世界のことですから。言わないほうがいい。聞かないほうがいいこともある。あえてグレーにしておいたほうが、お互いにとっていいこともあるでしょう。それはそれでいいんです。

でもね。ホントに伝えるべきことが伝わっていなかったり、誤解されて伝わったりするのは、お互いのために良くないでしょう。そこは中途半端にしないで向き合うことです。

そして、ホントに知りたい相手のことを、誤解したままでいるのも良くない。だからちゃんと向き合って聞けばいい。勝手に相手のことを理解した気になって、妄想だけで思考を止めてしまわないことです。

そこまでお互いが向き合った結果として決裂するなら、そりゃもうしょうがない縁がなかった。変にズルズル長続きしなくて良かったね。そうやって割り切れる。どうせ嫌われる相手だったならそれでいいじゃないですか。

<参考過去記事>
嫌われる勇気を持てなくても、そもそも嫌われてるから大丈夫。自然体の自分でいれば、信頼と尊敬の伴う人間関係が引き寄せられる。

お互いの関係に疑問を持つようなことがあれば、ちょっと考えてみればいいんです。ちゃんとお互いが向き合って、話しをしているかどうか。お互いの理解に齟齬がないかどうか。想いを共有できているかどうか。

単純なことですがね。そこを何となくの惰性でサボるから、話しがややこしくなるんです。簡単な話が複雑な話にまでこじれることになるんです。

変な小手先会話テクニックでどうこうしようとするよりも、まずは向き合って話してみる。それだけでお互いの心の距離は、ググッと縮まるってもんですわな(^。^)y-.。o○

■お互いを理解し合える関係をつくる方法
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※2016年2月予定を一部追加しました。
http://blog.livedoor.jp/ssi_insight/archives/1673226.html

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小川健次小川健次 at 00:27│人間関係 | 恋愛・結婚 このエントリーをはてなブックマークに追加