2015年02月21日

傷つくほどに治癒力が高まる。傷つくことを恐れるよりも、傷ついて立ち直れなくなることを恐れよう。

■傷は魅力の証し


誰だって痛いのは嫌ですよ。特に心に負った傷の痛みというやつは、実体が無いだけに負ったときの苦しみが大きい。

zouoyako

それでも傷つかないで生きることなんてのは、到底無理なこと。生きてりゃどんな場面でも傷つく可能性はゼロにならない。

仕事でも人間関係でも、それこそ恋愛や家庭でも、自分以外の何かと関わっていれば、予想外の出来事に遭遇して傷つくハメになることなんて、誰にでもあるもんです。

だからといって、傷つくことにビビって何もしなけりゃ、もっと大きな傷を負う。つまりは時間の浪費をした後悔。この傷の深さはさすがに痛々しい。

それに、傷つき慣れてないと、免疫が無いから傷を負ったときの治癒に時間がかかる。そして些細なことでも傷つくから、もっと恐れてさらに何もできなくなるという悪循環。

どうせ傷つくんです。どうせ何かにつまづいて、どうせ何かで失敗するんです。そしてなんだかんだで立ち直る。それ繰り返すから強くなる。心の免疫が強くなって治癒力が高まるんです。

どんなことでも積極的に取り組む人、行動力のある人。失敗を恐れない人。そういう人を見てみればよくわかる。彼らは最初から傷に強いのじゃない。

傷ついて立ち直ってを繰り返しながら、その経験の過程で治癒力を高めてきたんです。まあ治癒力というより心の傷への免疫力と言っていいかもしれない。

自分自身も傷を負い、それから立ち直った経験もあれば恐れや不安も軽減する。だから人として強いし、人として魅力を感じる人になれる。

<参考過去記事>
負った傷の数だけ人としての魅力が高まる。傷は経験値としての莫大な財産になる。

そういう意味では日常の中での小さなチャレンジと、小さな失敗というのは、免疫つくる予防接種みたいなもんかもしれませんね。


■本当に恐れるべきこと


そりゃ傷つくことなく、すべてが楽しい毎日になれば、誰だってそれが一番いいのは当たり前。

それでも現実にそういうことはありえない。これまで生きてきて程度の大小はあるにせよ、一度も心が傷つかずに生きてきた人なんていないでしょう。

上でも言ったように、傷つき慣れれば心の免疫力が高まる。あわせて大事なのは、傷つき慣れれば仮に傷ついて倒れても、立ち直り方を学べるということ。治癒力が高まる。その経験を未来の糧にできるということでしょう。

いや、だからと言って、なんでもかんでもワザワザ自分を傷つけるようなことをする必要はないでしょう。そういう性癖があるのら話しは別ですが。

迷うことがあって、傷つくことを恐れる。ちょっとくらい痛い思いをするのを恐れる。

それを恐れるよりも、恐れすぎて返って深手を負うこと。傷への免疫が弱まって小さなことにでも傷を負うようになること。そして何より治癒力が弱まることを恐れたほうがいいでしょう。

それに、どうせ負う傷なら浅いうちのほうがいい。あれこれ問題を先延ばしにしたり、見て見ぬフリをすればするほど追う傷は深く、そして痛い。

<参考過去記事>
傷つきたくないと思うから傷が深くなる。傷を負うことを覚悟すると傷は浅く治癒も早い。

何やったって痛いことはあるんです。誰だって痛みを避けて生きていくことなんてできないでしょう。

あなたが誰かや何かに傷つくように、あなただって知らぬ間に誰かや何かを傷つけていることだってある。その痛みを知るには、自分が傷を負い、そこから立ち直れる力、つまりは心の治癒力をつけること。

まあそもそも、痛みがあるから喜びもある。その相互の繰り返しの中に、充実感というものが生まれてくるのかもしれませんな(^。^)y-.。o○


7月までの予定の確定分を更新しました。来月は新潟・大阪でお会いしましょう!

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小川健次小川健次 at 00:17│モティベーションUP | 人間関係 このエントリーをはてなブックマークに追加