2014年05月01日

演技はいらない。自然に話せば自然に伝わる。

■いつもどおりで何も変えない

人前でうまく話すことはできなくても、せめて失敗するような話し方をしたくないと思う人というのは、割と少なくないようです。

人前で話す

まあ、大勢の人前でのプレゼンはもちろんのこと、大事な相手に想いを伝える場面など、ここぞというときに人前で緊張してうまく話せないというのは、後悔としては大きいもんですし。

そもそも人前で話すときに、そのときに限って、必要以上に自分を大きく見せよう、そのために普段言わないようなことを言おう。普段使わない言葉を使い、日頃と違う振る舞いをしよう。
という余計なスケベ心を芽生えさせるから緊張するんです。

しかも普段と違う自分をその場だけ演じようと思うからギクシャクするし、言葉がうわずって何言ってるんだかわからなくなる。

だいたいそう簡単に演じきれるなら逆にこわい。月影先生もびびりまくりですわ。

おそろしい子

だから人前で話すときに緊張しないための方法は、いつもどおり。何も変えない。普段そう話すように、普段そう振舞うように振舞えばいいだけです。

それは大人数の前で話すときはもちろん、初対面の人とでもそう、偉い人と話すときも有名人と話すときも皆おなじこと。

もちろんその場そのときその状況には応じてです。
いつもニコニコしているからといって、葬式でもニコニコしてたらいろいろ疑われる。っつーかただのアホですわ。

ちなみに、僕に直接会ったことのある人はわかると思いますが、僕は相手が誰であろうと、一人だろうと千人だろうと、基本的な姿勢は変えません。だから適度な緊張感という意味以外では、ほとんど緊張することがない。

もちろん人間ですから、個別具体的な個人や相手によって多少は違います。ご縁MAPの一番上の人は特別扱いしても、憎いあんちくしょーにはそれなりの対応にするのは当たり前。

お客様への対応と社員への対応もそりゃ言葉遣いからして違いますわ。

とはいえ、基本的なスタンスは同じ。どんなときでも、本来の自分と違うことはしない。相手や人数によって思ってもいないことは言わないし、慣れない言葉を使うこともしないし、慣れない振る舞いはしない。

要するにとってつけた演技はしないんです。


■いつもの自分でいれば緊張しない

いいんです。格好つけて演技して、仮にそれがうまくいったところで、嫌われる人からは嫌われる。逆に演技なんかしなくても好いてくれる人は好いてくれる。

それに何より人はそんなに馬鹿じゃない。中途半端に着飾ったところでボロはすぐ出ます。見抜かれますよ。意外とあっさり。

そのときにがっかりされると目も当てられない。

<参考過去記事>
【図解あり】結果を出しているのに評価されない人と、結果が伴わなくても評価される人の違い


だから話し方も、振る舞いもいつもと同じでいい。いつもと同じで構わない。

逆にいえば、いつもの話し方や振る舞いが、人から愛されていれば、人前に出たときに何を言おうがどんな振る舞いしようが愛される。

嫌われてる人がその場だけ、取り繕って小奇麗にまとめようとしたころで嫌われていることには変わりがない。

そういう意味では演技であっても、それが自分のパーソナリティの一部になるくらい練習するという前提があれば、演技もありと言えるでしょう。

身の回りにいる、人前で緊張しないで話しをしている人、人前での話しがうまい人をよく観察してみるとよくわかる。

彼らは普段誰かと話すときも、基本的に人前で話すときと変わらない。つまり、不必要に自分を大きく見せるために、とってつけた言葉で自分を飾る習慣がなく、どんな場面でもごく自然でいるんです。

だから、特別に大勢の人の前だから、初対面の人だから、有名な人だからといって、普段と違うことをすることもなく、ごく自然でいられる。

まあとにかく、次に人前で話す機会があったり、緊張しそうなところで話す機会があったら、騙されたと思っていつもと同じように話してみることです。

意外と自然に話せるだけでなく、相手や聞き手もそれについて何とも思わないので緊張してたことがバカバカしく感じるほどに思いますよ。

もちろん、より実践レベルで具体的な小手先テクニックってのはこれ以外にもいろいろありますが、ここに書いたことを前提条件を整えるだけで問題の7割くらいは解決したも同然ですわ(^。^)y-.。o○


より実践的で具体的な人前での効果的な話し方はこちら。

■まだまだ全国セミナー続きます
大阪・東京・名古屋・新潟・札幌・広島
http://blog.livedoor.jp/ssi_insight/archives/1673226.html

小川健次小川健次 at 00:05│使える脳力開発ネタ | 仕事術 このエントリーをはてなブックマークに追加